アイアンクロー

僕が小学3〜4年の頃の実話なんですけど、その頃横浜に住んでいて、友達5〜6人と、その母親達で遊園地に行きました。
で、子供達だけで『おばけ屋敷(正式名称は不明)』に入りました。

そこは小さいトコで、中もあまり暗くなく、おばけも被りモノの兄ちゃん達がコンニャクを投げたりという、 なんか学芸会のビックリハウスみたいなモノだったので、 全然怖くりませんでした。

僕達はなめてかかって、 キーキー笑いながら暴れまわっていました。

すると、僕の顔に突然コンニャクが飛んで来ました。
僕は笑いながら、コンニャクを投げた兄ちゃんに、 ソレを投げ返しました。
すると突然、その兄ちゃんが、

『こっのクソガキ、、、。』

と呟くと、僕の顔にアイアンクローをかましてきました。
今考えても、あのアイアンクローは、 子供相手にふざけてやる程度の力ではありませんでした。
野郎、潰す気でした。

おそらく顔を掴んだ右手のリストをグリップしていたのでは…。

僕は泣きべそをかきながら逃げのびました。
その時は、『僕が投げ返したから怒られたんだ。』
としか思わず、あまり怖くはありませんでした。

今となっては怖いです。

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